EV100への参加方法や条件について、よくいただくご質問を掲載しています。RE100のよくある質問についてはこちら

• QEV100とは何ですか？

  AEV100は、輸送手段の電化（Electro-mobility）を掲げ、道路輸送からの排気ガス排出量をゼロにすることを目指し、2017年9月に発足した国際企業イニシアチブです。
  
  EV推進企業が結集し、投資・政策を促進することを目指しています。
  
  EV100についてはこちらのページ（EV100について）をご覧ください。

• QEV100へ参加するためには、JCLPに加盟する必要がありますか?

  AJCLPへの加盟は必要ありません。
  
  RE100、EV100、EP100の参加可否の判断は、The Climate Groupにて行われます。

• QEV100へ参加したいのですが、どうしたら良いですか?

  AJCLPがEV100への参加を支援します。
  JCLPは、国際非営利組織The Climate Groupとのパートナーシップの下、日本の窓口として、国際企業イニシアティブRE100、EP100、EV100に関心のある日本企業の参加を支援しています。
  お問い合わせフォームよりご連絡ください（区分「RE100/EV100/EP100の参加について」をお選びください）。

• QEV100への参加条件はありますか?

  A民間企業でグループ全体での参加が求められ、以下のことにコミットすることが前提です。

  • 乗用車から大型トラックまで、社用車等、運用する全車両を気候目標に沿った明確な計画でEV化すること
  • 従業員、サプライヤー、顧客へのEV普及を可能にする充電インフラ（車庫、オフィス、小売拠点等）の構築を推進

  尚、使用電気は再生可能エネルギーであることが推奨されます。

• QEV100でコミットする目標には期限が必要ですか? また、EV100で設定した目標に関する報告は必要ですか?

  A導入台数（Flow）目標があり、期限年度以降、自社が選択した車両の重量クラスで新規に購入／リースする車両は全て100%ゼロエミッション車両（ZEV^※）でなければなりません。

  下記表より重量クラスを2つ以上選択し、EV100参加後1年以内に移行ロードマップを策定し、その後、毎年、進捗報告することが求められます。また、ロードマップは、最低5年ごとに、最新のEV市場および技術開発を踏まえて、見直すことが求められます。

  重量クラス（車両総重量）	詳細	期限 Tier1 先進市場	期限 Tier2 新興市場
  LDV < 3.5 t	乗用車・小型バン	2030	2035
  LDV/MDV 3.5-7.5 t	小型・中型バン・トラック	2030	2035
  MDV 7.5-20 t	中型トラック	2035	2040
  HDV > 20 t	大型トラック	2040	2040

  • ※日本市場は Tier2に分類
  • ※ZEB= バッテリー電気自動車(BEV)または燃料電池車（FCEV）

• Qプラグインハイブリッド車（PHEV）はEV100の対象となりますか？

  A既存のPHEVは使用可能ですが、目標期限年度移行、新規で導入する場合、ゼロエミッション車両としてはカウントされません。

• Q特定の専門車両を電化できない場合はどうなりますか？

  A下記車両についてはコミットメントの対象外となります。

  • 緊急車両： 消防車、救急車、SWAT車両など（長距離走行の必要性や、充電ステーションがないエリアでの必要性のため）
  • オフロード車両： 掘削車両、林業用車両、農業用車両など（特殊地形、遠隔地、EVの実力を超えるような高いトルクの要求などのため）
  • 災害用車両： ハリケーン、戦争地域、インフラ崩壊などで利用する車両（グリッドへのアクセスがない地域、早急な燃料補給が必要な場合など）
  • 電力復旧用車両： 停電時などの送電および配電作業に利用する車両（充電インフラが利用できない場合にも使える必要あり）

• Q保有車両において最低限の台数要件はありますか？

  A世界中で直接管理車両（保有・リース）が200台を超える企業が対象となります。

（本ページの回答はEV100ウェブサイトおよび英国EV100へのヒアリングよりJCLP事務局が作成しています。）