【JCLP会員ウェビナー】COP速報&書籍ウェビナーを開催しました。
イギリス・グラスゴーで開催されたCOP26は、「決定的な10年(decisive decade)*」の最初のCOPとして大変注目を集めました。
*決定的な10年:1.5℃目標を達成するには2030年に大幅排出削減をする必要があるため、2020年代をこのような呼び方をする。
JCLPでは、事務局員2名が現地に赴き、国際交渉や、企業に関連する様々な最新動向、現地でしか得られない「空気感」を収集しました。それら最新動向について、特に企業への影響に着目した速報ウェビナーを開催し、報道では得られないビジネス関連動向の速報をJCLP事務局の現地視察者から共有しました。
また、11月18日に日本経済新聞出版社より販売された「脱炭素経営入門 気候変動時代の競争力 」について、
その概要・活用方法をいち早く共有いたしました。本書籍では、JCLPの過去のCOP視察などを盛り込んでおり、COPを含めた様々な動向を読み解くフレームワークや、脱炭素経営の基本的なコンポーネントについて解説しています。
【概要】
日時:11月 18日(木) 16:00 – 17:30
形式:オンライン開催(Zoomでライブ配信)
対象: JCLP会員限定
【プログラム】
1.COP26速報
- COP26の概要(主要な論点と結果)
- 企業にとっての注目ポイント・トピックス
- 動向のまとめと日本への示唆 など
2.書籍「脱炭素経営入門 気候変動時代の競争力」概説
- 書籍概要、活用方法
・COPでの最新動向を理解する上で必要な「そもそも論・文脈」を解説。
そもそも、今回のCOPがなぜ重要とされるのか? COP26 の背景や交渉の論点などを解説。
また、交渉の結果やその意味合いについても、速報ベースで紹介。
・ビジネス関連の最新の論点や注目動向について、現地視察者より共有。
多くの企業が集い、ビジネスに関連する議論も行われるCOPですが、それらの動向はあまり報道されません。
現地視察をしたJCLP事務局員が、企業に関連の深い、以下の最新動向についてご報告。
最新の論点や注目動向の例:
-企業のネットゼロ目標の「質」を見る動きや情報開示をさらに強化する動き
-国境調整措置を含むカーボンプライシング関連の今後の方向性
-サプライチェーンの脱炭素化の進展(中小企業の巻き込み方法、他業界との連携等)
-脱炭素化に伴いどうしても避けられない雇用影響への対応(Just transition:公正な移行)
-COP26の現地における日本の存在感 など