【JCLP会員ウェビナー】
SBT達成に向けた再エネ調達~RE100企業の事例を交えて~ を開催しました。

2020.7.29

 2020.7.29日、2020.10.22

 

JCLPは、SBT達成へ向けて今後必要となるアクションについて理解を深めるべくウェビナーを2回に渡り、開催しました。RE100参加企業より、SBT達成に向けた再エネ調達の必要性や、国内での具体的な再エネ調達方法等について、取り組み事例を交えてお話いただきました。

 

【開催概要】

『SBT達成に向けた再エネ調達~RE100企業の事例を交えて~』
主催:  本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)
協力:  WWFジャパン、クライメイト・グループ
運営: 株式会社ブライトイノベーション

 

 

【プログラム】(※敬称略)

1. 『SBTデファクト化とその実践において高まる再エネ対応の重要性』
  — 池原 庸介(WWFジャパン)

 

2. 『日本での再エネポテンシャルと調達方法』
  — 荻巣 和紀(株式会社ブライトイノベーション)

 

3. 『JCLPコーポレートPPA組成プロジェクトの取組み』
  — プロジェクト参加企業代表 三宅 成也(みんな電力株式会社)

 

4. 『RE100参加企業の再エネ調達事例』
  阿部 哲嗣(株式会社リコー)
  中井 泰史 (富士フィルム株式会社)

 

5. 『RE100のグローバル最新動向』
  — サム・キミンス(クライメイト・グループ RE100責任者)

 

6. 『JCLPの活動について』

 

 

【登壇者プロフィール】

SBTのデファクト化とその実践において高まる再エネ対応の重要性

公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)

池原 庸介
気候変動・エネルギーグループ プロジェクトリーダー

自動車メーカーで環境関連業務に従事した後、英エディンバラ大学で気候変動の研究に従事。2008年より現職。Science Based Targets(SBT)や企業の温暖化対策ランキングプロジェクトなどを通じ、企業の気候変動戦略・目標の策定を支援。SBTの深掘りに不可欠な要素として、質の高い再エネの普及拡大を重視。グリーン電力証書制度 諮問委員。法政大学人間環境学部 非常勤講師

日本での再エネポテンシャルと調達方法

株式会社ブライトイノベーション

荻巣 和紀 
取締役

食品メーカーを経て、DeloitteおよびEYの環境・サステナビリティアドバイザリー部門にて環境・サステナビリティアドバイザリー業務に従事した後、株式会社ブライトイノベーションの創設に参画。現在、大手企業向けの環境・気候変動対応戦略策定、SBT設定、アクションプラン策定、シナリオ分析を含むTCFD提言対応、CDPをはじめとした評価向上などのコンサルティング業務に従事している。当分野で20年の経験を持つ。博士(地球環境学)。

JCLPコーポレートPPA組成プロジェクト(再エネ共同開発・調達)の取組

プロジェクト参加企業

三宅 成也
みんな電力株式会社
専務取締役事業本部長

名古屋大学大学院工学研究科電気電子工学専攻修了(工学 修士)、神戸大学大学院経営学研究科現代経営学専攻(MBA プログラム修了)。2007 年まで関 西電力原子力部門に 13 年間勤務。その後、アーサー・D・リトル、KPMG コンサルティングに て幅広い業界のコンサルティング経験を積む。「顔の見える電力」を特徴とするみんな電力では、 小売電気事業の責任者として、「企業価値を高める再エネ利用」を提唱し、多数のトップ企業をサポートしている。

RE100参加企業における再エネ調達について

株式会社リコー 

阿部 哲嗣
サステナビリティ推進本部 社会環境室長

1992年4月、リコー入社。販売事業本部を経て1999年社会環境室に異動、環境コミュニケーションを担当。2008年4月、公益社団法人 経済同友会に出向。2016年より現職。全社のサステナビリティ戦略の立案・推進を担当し、RE100への参加宣言、SBT認定、SDGs/ESGの経営統合、JCLPなど社外ネットワークを通じた企業の脱炭素活動の活性化にも携わる。

富士フイルムホールディングス株式会社

中井泰史
ESG推進部 環境・品質マネジメントグループ長

化学系の技術者として研究開発や化学物質管理に従事した後、現在は環境パフォーマンス、化学物質安全、製品の環境配慮設計等に関わるグループ全体の方針策定や施策の推進に携わる。サプライチェーン全体での脱炭素化のため、電力のみならず、サプライチェーン上流の素材産業に必須な熱エネルギーの脱炭素化の重要性を提起する。

RE100のグローバル最新動向・活動

RE100 (The Climate Group)

サム・キミンス
Head of the RE100

再エネ100%にコミットした世界大手企業の活動を束ねる。船舶、航空、食品、建設分野におけるサステナビリティープロジェクトで20年の経験を持つ。Forum for the Future’s Sustainable Shipping Initiativeを指揮した経験を持ち、エア・ニュージーランドのアドバイザーとして、同社のエコ・エアライン・オブ・ザ・イヤー(2015年)の獲得につながるサステナブル戦略の立案に貢献した。

JCLPの活動について

日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)は、持続可能な脱炭素社会実現を目指す企業グループです。
また、再生可能エネルギー100%化に関心のある企業・団体を支援します。
・脱炭素に関連する国内・海外の重要動向の把握
・企業活動の脱炭素化への挑戦(RE100, EP100, EV100 地域パートナー)
・脱炭素ビジネスへの協働
・企業からの意欲的な政策提言