共同代表に新たに岩﨑真人武田薬品工業株式会社代表取締役日本管掌が就任しました。

2022.6.30

 

 

 

日本気候リーダーズ・パートナーシップ新共同代表に
武田薬品工業株式会社 代表取締役 日本管掌 岩﨑真人が就任

脱炭素社会の実現に向けてJCLPを牽引へ

 

 日本気候リーダーズ・パートナシップ(以下 JCLP)の共同代表に、新たに武⽥薬品⼯業株式会社の岩﨑 真⼈(代表取締役 ⽇本管掌)が就任しました。

 

 JCLPは、気候変動に危機意識を持ち、脱炭素社会の実現を目指す213社が加盟する企業団体です。JCLPは新たな共同代表を迎え、今後10年の取り組みが分水嶺と見られている2050年までのカーボンニュートラル実現に向けて、「産業界が危機感を持ち、自立的かつ積極的な行動すべきである」という認識の下、個別企業の枠を超えた活動に取り組んで参ります。

 

岩﨑真人

 

<新共同代表略歴およびコメント>

 

1985年 武田薬品工業株式会社 入社
2010年 同社 コーポレート・オフィサー 製品戦略部長
2012年 武田ファーマシューティカルズ・インターナショナル Inc. CMSOオフィス長
2012年 武田薬品工業株式会社 取締役 医薬営業本部長
2015年 同社 ジャパン ファーマ ビジネス ユニット プレジデント
2021年 同社 代表取締役 日本管掌(現在)

 

「JCLPは持続可能な脱炭素社会の実現を共に目指していく企業の集合体です。共同代表に就任するにあたって改めて心に留めたいのは、パートナーシップが生む成果の最大化に尽力する、ということです。世界中の企業や団体が脱炭素社会実現に向けて真摯に取り組んでいますが、容赦なく進行する気候変動に立ち向かうためには、個々の活動だけでは限界があります。

 

サプライチェーンがグローバル化し、各国が脱炭素政策を進める中、日本で事業を行う企業が競争力を持ち、海外から投資を呼び込み、持続的な雇用の創出を行うためにも、日本の脱炭素化は必要不可欠です。先般公表されたいわゆる「骨太の方針」では、グリーントランスフォーメーション(GX)が新しい資本主義に向けた重点投資分野に位置づけられました。まさに、脱炭素社会のビジョンを明確にし脱炭素の取り組みを強化、加速することは、日本経済の持続的な発展に欠かせないものとなっていると言えるでしょう。これは企業のみならず、産官学が連携して行うべき、パートナーシップとコラボレーションでしか実現できないものです。

 

私が身を置く武田薬品では、企業理念の中に気候変動対策を組み入れ、他のグローバル製薬会社と連携も行いながら、脱炭素に取り組んでいます。それは気候変動が人々の健康と命に甚大な影響を与えるからです。世界保健機関(WHO)は、気候変動は豪雨や洪水といった自然災害と、それにより引き起こされる食糧危機や健康被害だけでなく、デング熱やマラリアなど蚊が媒介する熱帯、亜熱帯の感染症の世界各地への拡大など、人類が直面する公衆衛生上の最大の脅威であると警告を発しています。

 

今や世界では「気候変動」は「気候危機」であると認識されています。気候危機はこの時代に生きる私たちが阻止すべき、先送りしてはいけない問題です。JCLPの共同代表として、産業界、政府、市民に働きかけ、パートナーシップの力を最大限生かし、パリ協定1.5℃目標の実現に向けた挑戦を続けていく所存です。」

 

プレスリリース